RDM-01 -DTMF Decoder Module-

正方形

2019/02/05

時間がかかりましたが、無事量産を完了し、基板の販売を開始しました!!!!

イベント等で手売りによる販売も行なっておりますが、スイッチサイエンスさんでの取り扱いが開始されました。

web販売ページ@スイッチサイエンス 

そして製品のマニュアルや資料はgithubにアップロードしました
詳細が気になる方はこちらをご覧ください。

RDM-01 資料

○開発について

スマートスピーカーをコントローラとして使ってみたい!!
組み込みや、ハードウェアを作ることはできても、サーバーはよくわからないから、スマートスピーカーのスキル開発はなんだか難しそう・・・。結局スマートスピーカー連携したいけどできないという方、おられるのではないかと思います。それを簡単にするためのシステムをつくりました。

私自身、スマートスピーカーとハードウェアの連携を昨年からやっております。
しかし、IFTTTを使って、さらにblynkといったサービスとESP32を使って独自に行なうことで実現できるものの、いろんなサービスを組み合わせる事で、UIがイケていないという問題がありました。またプログラミング要素も色々なところに散らばってわかりにくいものでした。

最近obnizが発売されたことで、かなり簡単にできるように個人的に感じていますが、

スマートスピーカーとオリジナルのハードウェアでローカル通信できたら良くないか?

と考え、今回RDM-01という基板の開発をすることにしました。

RDM-01はスマートスピーカをコントローラとして何かハードウェアを動かすための通信モジュールとして開発しており、マイクによる無線、AUXケーブルによる有線通信のどちらにも対応しています。
実際に信号を取得するとLEDが点灯し、何の信号が来たか視覚的にわかるようになっています。

Alexaスキルと組み合わせるとこのような動作をさせることができます。簡単にデータの送信がスマートスピーカーからできていますね!

○技術解説
DTMF(Dual-Tone Multi-Frequency)の音声信号をスマートスピーカーから出力すると、RDM-01は反応し、DTMFの音を解析。その音が何の音なのかを4つのOUTPUT PINで表現します。
4つのPINをそれぞれマイコンのGPIOに接続することでスマートスピーカーの音情報をローカルでマイコンに伝えることができるようになっています。

下の図のQ1〜Q4が4つのピンを指しております。

ICはMT8870というものを使っており、最近ではほとんど使われない枯れた技術のICになっています。
そのためかICも比較的大きいものしかありません。ただ、枯れた技術と言われているからこそ、IC自体は最適化されており、ノイズがあるような環境でも正確に信号を取得することができます。
(参考)MT8870データシート

○スマートスピーカースキルについて
このRDM-01を手にしたらすぐに使えるよう、現在Alexaスキルをリリースしております。

詳細はこちらをご覧ください。

このスキルでは自由に音を出すだけでなく、ロボットの命令を想定した動作、テレビの学習リモコンを想定した動作に対応しております。
ロボットや、学習リモコンのコマンド、またその時に出力されるDTMFの信号は下記リンク(PDF)にあります。

Alexaスキル「音リモコン」におけるコマンド一覧

 

コメント

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