Sphere Shift knob for silvia S15 specR

正方形

こちらのシフトノブは オフィシャルストアにて販売中です

シルビアの純正シフトノブですが個人的に握りにくい形をしています。

バケットシートに変え、シートポジションを自分の好みに合わせると、シフトの高さも合間って、シフト操作自体も少しやりにくさを感じるものでした。

なんかシフトノブ変えたないな・・・

そこでオリジナルシフトノブを開発することにしました。

どういったシフトノブにするのがいいか。そう考えたときに、球体のシフトノブがいいなと思いました。

理由は簡単で自分が使いやすいタイプのシフトノブといえば球体だったというだけです。

市販品を買うことも可能ですが、今回は自作に至りました。
シルビアはブーツ留めの構造がないとブーツとシフトノブの間に隙間ができてしまい、シャフトが丸見えになってしまいます。でもこれに対応した汎用の球体シフトノブはありませんでした。
だったら、作るしかない。自分が使いやすいと思うシフトノブを作ろう

まずは3D CADを使い、純正シフトを参考にシフトノブの設計を行いました。

3Dプリンタを用いた試作

3Dモデルは純正のシフトノブを元に採寸。純正は一部革が使われていることもあり2部品で構成されていましたが、今回は1部品にしました。データができたら3Dプリンタで出力。FDMと光造形で試作を作りました。試作品を握ってみましたが、良さそう。

この試作を実際に車両に取り付けてみました。シフトフィールはGOOD!純正と比較して明らかに使いやすい。

小ロット製造へ

いつもお願いしている中国の企業に図面と3Dデータを渡し、製造を依頼。

これは途中経過の切削が完了した時の写真です。3Dプリンタで見たものと同じものができてきました。ちなみに、材料はA6061のアルミを使いました。もともとジュラルミンを考えていたのですが、ジュラルミンは硬いものの耐食性に劣る部分があるため、耐食性も硬さもあるA6061を採用しました。

また、話によると製造が難しかったそうです。理由はかなり深いところにシフトノブ固定のためのタッピングがあるため、その加工が難しかったようです。それでもいい感じのものができてきました。

この後細かい傷や、更なる耐食性を高めるためにアルマイト処理を行い、以下3種類のシフトノブができました

それぞれ実際に車両に取り付けた感じは以下に。

最近は黒を使っています。日光に当たると少し熱いですが、使いやすいくて良いプロダクトを生み出す事ができました。

こちら小ロットで作ったので、ヤフオクなどで販売を行います。(なくなり次第終了)

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