rino BT Audio with dash button “RAS-01”

正方形

2018/11/9 更新

横浜ガジェットまつり2018に出展させていただきました。

今年の2月に作ったrino wireless headset with help button。

あれは失敗作になってしまったので、改めて設計を見直して、パッケージングしたものがこのプロダクトです。

○開発背景のおさらい
自分がモータースポーツ、特に耐久レースに参加する中で、運転中ピットにいるメンバーと話をしたいときに話ができないというモヤモヤがありました。
これを解決するには無線機を使えばいいのですが、その際プロのレースで使用されているような無線機を使うことになります。

でもこれ、免許が必要だったり機材も高い等、草レースをやっている一般人ではハードルが高い。
そこで、ピットメンバーとドライバーが話したいときに話ができるシステムを、簡単に手に入る部品で、ランニングコストがかからないように作ろうとなりました。

○改善点

このプロダクトは前回同様、モータースポーツ用に設計されており、今回はモータースポーツで使用される特殊なヘッドセットをBluetooth オーディオで使えるようにしました。

具体的にはこのイヤホンマイクに対応しています。

IMSA/ネクサス仕様ロードレースドライバー用携帯電話接続パッケージ

参考程度に何が違うかと言うと、ジャック、プラグの形状、またマイクのインピーダンス、そして一般的な4極イヤホンマイクとピンアサインに違いがあります。

ただ、基板の部品を一部交換することで一般的に販売されているイヤホン付きワイヤレスマイクでも使用することが可能になっております。
実際にiPhone同梱のイヤホンマイクで実験も行ない、問題なく動作することが確認できました。

もう一つ、写真を見てわかるように、スイッチを前回のよくわからない挙動をする代物から、よりシンプルなモメンタリタイプのプッシュスイッチにしました。こうすることでアプリ連携で誤動作することなく、ピットメンバーにLINE通知を送ることができるようになりました。

今年は8月14日に開催されるK4-GPで実際に使用する予定です。10時間、約1000kmの耐久レースです。これで無事にスタートからチェッカーフラッグが振られるまで動かすことができるのか・・・

楽しみです!

 

(使用した感想)
2018年の夏、2019年冬のK4-GPで実際に使用しました。自動車に取り付けることが考慮されていなかったので、若干無理やりですが、こんな感じで実装しました。

使ってみた感じ、10時間問題なく使うことができました。ドライバー変更をしても動作し続けました。

ボタンもちゃんと機能して、ピットに連絡がきました。ただ、1つ問題があり、アプリが落ちてしまうとボタンが機能しなくなってしまいます。これはどうしようもないですが、ボタンは別の方法にした方で送る方が良さそうだなぁと思いました。

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